【保存版】快適なオフィスチェアの選び方【後悔しないために賢く選ぼう】

オフィスチェアとグリーン

快適なデスクワークをするためには、正しい姿勢が重要です。

正しい姿勢を維持すれば、身体への負担を減らし、生産性を向上できます。

そんなデスクワークの強い味方がオフィスチェア。

最近では在宅ワークも増えているため、自宅でオフィスチェアを導入する方も多くいらっしゃいます。

企業や自宅にオフィスチェアを導入する際、価格や見た目だけでオフィスチェアを選んでいませんか?

確かに、デザインや予算も重要ですが、日本人は座っている時間が世界で一番長い人種としても知られています。

座り心地や身体のケアも考えて、オフィスチェアを選びましょう。

本記事では、快適なオフィスチェアの選び方を解説。

オフィスや自宅で、オフィスチェアの導入・買い替えを検討している方に参考になる内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

オフィスチェアの特徴

オフィスチェア

選び方を解説する前に、まずはオフィスチェアの機能について確認しましょう。

一般的なオフィスチェアには、以下のような機能が搭載されています。

  • キャスター
  • 座面の回転機構
  • 座面の高さ調節

キャスター

オフィスチェアには、立ち座りや移動がしやすいように、脚にキャスターが搭載されています。

多くのオフィスチェアでは、五股に分かれた先端にキャスターを搭載。

キャスター有り無しで、利便性が大きく異なります。

座面の回転機構

ほとんどのオフィスチェアでは、座面の回転機構が搭載されています。

座った状態でも体の向きを変えられ、狭い場所でも素早く身のこなしができるのは、大きなメリットです。

座面の高さ調節

座面の高さ調節ができるのも、オフィスチェアならでは。

ユーザーのサイズに合わせて、細かい調整ができるので、よい姿勢をキープしやすいです。

Point

多機能チェアでは、座面以外にもさまざまな部位の高さや長さを調節できるモデルもあります。

オフィスチェアの選び方

白いオフィスチェアと会議室

ここからは、オフィスチェアを選ぶ3つのポイントについて解説します。

ポイントをしっかり押さえて、後悔しないオフィスチェアを選びましょう。

オフィスチェア選びのポイント

  1. 正しい姿勢で座れるかどうか
  2. 素材
  3. 背もたれの高さ・機能
  4. アームレストの有無
  5. デザイン

それぞれについて詳しく解説します。

①正しい姿勢で座れるかどうか

オフィスチェア選びで最も重要なのは「正しい姿勢で座れるかどうか」です。

姿勢が悪いとお尻が痛くなったり、肩こりや背中の痛みが慢性化します。

症状が悪化すると、身体のバランスが崩れたり、腰痛持ちになる恐れも。

正しい姿勢で座れるオフィスチェアの見極め方を覚えましょう。

以下では、正しい姿勢で座れるチェアの見極め方をまとめます。

身体にかかる負担が適切に分散されている

椅子に座ると、身体には圧力が集中し、負担がかかります。

負担を長時間受け続けていると、お尻や腰の痛みになるので注意が必要です。

座面の表面が硬いと、より圧力がかかりやすいです。一方、柔らかい座面は、姿勢が崩れやすい特徴があります。

おしりをすっぽりとつつみ、安定感をもった座面を選ぶと、負担が適切に分散されるのでおすすめです。

自然に背骨がS字形状になる

肩こりや背中の痛みがある方は、姿勢がアーチ状になっているケースです。

本来、自然な姿勢は「背骨がS字形状」になっています。

Point

座った状態は、S字形状が崩れアーチ状になりやすいです。

背骨がアーチ状を描いたまま長時間デスクワークを行うと、上半身に大きな負担がかかり、さまざまな疲労を起こす原因となります。

座った状態でも背骨がS字形状を保てるよう、オフィスチェアを選びましょう。

体格に合わせて調節できる

オフィスチェアは、さまざまな体格の人が座る場合を想定しています。

個人の体格に合わせて調節できるモデルを選びましょう。

座面の高さ・奥行き・アームレストの位置など、細かく調節できるオフィスチェアがおすすめです。

②素材

青色のオフィスチェア

オフィスチェア選びにおいて、素材は重要なポイントです。

素材と一口に言っても、部位はさまざま。

張地や座面の素材など、一つ一つ丁寧に確認しましょう。

オフィスチェアの張地

オフィスチェアに使われる張地は、主に3つの種類があります。

  • メッシュ
  • ファブリック布地
  • レザー

それぞれにメリット・デメリットがあり、どの素材が自分に適しているかを考えて選びましょう。

メッシュ

メッシュ素材は、通気性に優れ、背が蒸れにくい素材です。

夏場や長時間の使用はもちろん、オールシーズン活躍します。

透け感のある軽やかなデザインが多く、開放感や先進性のイメージを空間に与えます。

メッシュの隙間に誇りが溜まりやすいと言った点はデメリットで、しっかりと手入れが必要です。

ファブリック

カラーが豊富なファブリック素材は、おしゃれなデザインのオフィスチェアが多く人気があります。

柔らかな、温かみのある感触で、使用していて心地よい素材です。

オフィスや会議室で取り入れられるケースが多い素材。

水や汚れに弱い点には注意が必要です。

レザー

高級感のあるオフィスチェアに取り入れられているのが、レザー素材です。

とくに、PUレザーはお手入れが簡単で、高級感のある見た目から人気があります。

Point

PUレザーは、合成皮革であり、フェイクレザーとも呼ばれる素材です。

本革のオフィスチェアは、きちんとメンテナンスをすれば10年以上活躍するものも多く、革の風合いを楽しめます。

ただし、レザー素材のオフィスチェアは蒸れやすい点には注意。

本革のオフィスチェアは、高価になる傾向にあるのも考慮しましょう。

座面の素材

オフィスチェアに使われる座面の素材は、主に3つの種類があります。

  • メッシュ
  • クッション(ウレタン)
  • モールドウレタン

座面の素材は、座り心地に大きく影響。

それぞれについて、詳しく解説します。

メッシュ

通気性に優れたメッシュ素材は、座面の素材としても人気があります。

メッシュ素材のオフィスチェアは、ゆるやかなカーブで、身体へのフィット感のあるデザインが多いです。

座面のメッシュ素材は、高級オフィスチェアに多く採用。メッシュ生地一面で、体重を支えるために高度な技術が採用されているためです。

長時間座りっぱなしで作業される方におすすめ。

クッション(ウレタン)

クッション素材は、一般的なオフィスチェアの座面に使用されている素材です。

弾力性があり、座った際に包み込むような柔らかさがあります。

丸みを帯びたデザインが多く、柔らかい印象です。

長時間座っても疲れにくく、冬場やエアコンで寒い場合でも、体温の反射熱が温かさをキープします。

一方、通気性がメッシュほどは優れておらず、チェアを動かす際に、生地が傷みやすい点は注意が必要です。

モールドウレタン

モールドウレタンは、金型に入れて発泡成形したウレタンの一種です。

複雑なデザインの製品や設計通りのクッション性を生み出せるメリットがあります。

型崩れしにくく、長時間座っても疲れにくいと、人気のある素材です。

ほかの素材に比べ、座面に硬さがありますが、柔らかい素材が苦手な方には嬉しい面も。

長時間座っているのが苦手な方や、デザイン性のあるチェアが好みの方におすすめです。

③背もたれの高さ・機能

オフィスとチェア

普段あまり意識しませんが、オフィスチェアにおいて、背もたれの高さは重要です。

背もたれには、ロー・ミドル・ハイと3種類の高さがあります。

以下では、それぞれの違いについてまとめました。

ローバック

ローバックは、コンパクトで圧迫感のない背もたれです。

場所を取らず、複数台ならべても圧迫感がないので、会議室やオフィスに多くのチェアを置く場合に向いています。

比較的安価なモデルが多く、費用を抑えられる点もポイント。

ただし、長時間の作業には向かないので注意しましょう。

ミドルバック

ミドルバックは、座り心地がよく圧迫感を抑えた背もたれです。

多くのオフィスチェアに採用されており、ローバックよりも長時間の利用ができます。

比較的、圧迫感が抑えられているので、オフィスでもよく利用される背もたれです。

長時間ゆったりと座るのには適しませんが、数時間程度の作業では十分な座り心地を提供します。

ハイバック

ハイバックは、長時間の作業でも疲れにくく、リラックスしやすい背もたれです。

高機能なオフィスチェアに多く採用されており、ローバックやミドルバックに比べ高価になる傾向にあります。

背面を広くカバーし、頭用のクッションが付いているモデルも多いです。

サイズが大きく、圧迫感があるため、たくさんチェアを置く場所には適しません。

自室や個室などでの導入が主です。

ロッキング機能

オフィスチェアには、背もたれや座面を稼働させるロッキング機能があります。

ロッキング機能は、身体をゆらゆらと揺らしてリフレッシュするために使用。

モデルによって、背もたれや、背もたれと座面が一体になってロッキングするなど違いがあります。

Point

リクライニング機能とは、異なるので注意しましょう。

④アームレストの有無

オフィスチェア

オフィスチェアには、アームレストの有無が存在。

それぞれによって、メリット・デメリットがあるので、以下で詳しく解説します。

アームレスト有り

長時間のデスクワークへの負担を軽減できます。

リラックスする際にも、アームレストがあると便利です。

アームレスト無し

狭い環境でオフィスチェアを使用する際に便利です。

閉塞感が軽減され、ストレスなく作業ができます。

デスク下にチェアを収納する際も、アームレストが当たる心配がありません。

⑤デザイン

ここまで、身体への負担や機能性についてまとめましたが、デザインも重要なポイントです。

特に、個人でオフィスチェアを購入する際には、気に入ったデザインのチェアを使うとモチベーションの向上や効率よく仕事ができます。

クラシカルや先進的なデザインなど、ワークスペースにあわせてデザインを選ぶのもおすすめ。

また、色合いは、空間に与える影響が大きいので、自分がどのようなワークスペースを作りたいかで決めるのもよいです。

ブラック

高級感があり、スタイリッシュな雰囲気を演出するなら、ブラックがおすすめ。

オフィスチェアの定番カラーで人気があります。

汚れが目立ちにくく、メンテナンスに手間がかからない点もポイントです。

ブルー

爽やかなブルーは、多くのオフィスで取り入れられている定番カラーの1つ。

年代・性別問わず人気があり、どのようなオフィスでも取り入れやすいです。

ミッドブルーのような深い色合いにすれば、汚れも目立ちにくく、落ち着いた雰囲気を空間に与えます。

グリーン

グリーンは、近年人気が高まっているカラーです。

オフィス全体にリラックスした雰囲気を与え、落ち着いたオフィスをデザイン。

木目のデスクとあわせれば、温かみのあるナチュラルな空間を生み出します。

オフィスチェアの買い替え時

黒いデザインチェア

オフィスチェアは一般的に、高い耐久性を誇りますが、長年使用していると、経年劣化や故障が発生します。

使用状況や素材などによっても異なりますが、主にオフィスチェアは8年~10年をめどに買い替えやメンテナンスがおすすめ。

木製脚なら5年、それ以外の素材なら8年~10年をめどにしましょう。

劣化したオフィスチェアは、転倒や破損の危険性もあります。

思わぬ事故や危険を未然に防ぐためにも、ある程度の時期にメンテナンスや買い替えを検討してください。

以下では、オフィスチェアの状態を確認するチェックポイントをまとめました。

チェックポイント

以下に該当する場合には、メンテナンスや買い替えを検討しましょう。

  • 座面部分にへたりがある
  • 布地に破れやほつれがある
  • 背もたれ、リクライニング、ロッキング機構に不具合がある
  • 違和感のあるぐらつきがある
  • 座席の昇降ができない
  • キャスターが破損、脱輪して上手く移動できない

チェックポイント以外にも、使用していて違和感がある場合には、早めにメンテナンスを行いましょう。

状態を見てもらうだけで、改善する場合もあるのでおすすめです。

まとめ

本記事では、オフィスチェアの選び方について、詳しく解説しました。

オフィスチェアは、形状・素材・デザイン・価格とさまざま。

一度購入すれば、長く使用するものなので、しっかりと吟味して購入しましょう。

Point

店舗やショーオフィスに行けるなら、実際に座って確認するのがおすすめ。

本記事で、基本的な知識を身に着けたうえで、購入時には実際に座ってみて自分にあうかどうかを決めましょう。

デザインや触り心地はもちろん、姿勢や視線の高さなど、座ってみない点も多くあります。

ぜひ、自分のお気に入りの一台を見つけてみてください。

人気記事もあわせてチェック!

>>【重要】オフィスデザインはコンセプトが決め手!考え方や決め方を解説

投稿者プロフィール

ryonote
コーヒー歴10年以上。コーヒーと紅茶を愛するwebライター。
喫茶店が大好きで、新しい味わいとデザインに出会うために日本中を旅しています。
webマーケティングやwebデザインも手掛ける。最近の趣味はインドアガーデニング。