【入門編】北欧風ガーデニングの始め方!初心者でも簡単にできるポイント

ラトビアの庭園

ミニマムでナチュラルな北欧風スタイルは、インテリアやガーデニングにおいて人気のスタイルです。

「住宅を購入したら北欧風ガーデンにしたい」「今年はイメージを変えて、北欧風のガーデニングを始める」といった方も多くいるのではないでしょうか。

また、最近では、ナチュラルガーデニングといった言葉も流行しており、インスタグラムを始めとするSNSでも多くハッシュタグを見かけるようになりました。

Point

本記事執筆時点(2023/2/7)では、「#ナチュラルガーデニング」という投稿が約4万件。いかに注目度が高まっているかが分かります。

一方で、自宅で北欧風のガーデニングはハードルが高いと言った声も。

本記事では、初心者の方でも簡単に自宅で北欧風ガーデニングを楽しめるポイントをご紹介。

入門編としてわかりやすくポイントをお伝えするので、最後までぜひご覧ください。

これからガーデニングを始めようとしている方はこちらもcheck!

>>【基本】ガーデニングを始める前に揃えたい園芸用品やガーデニング雑貨まとめ

北欧風ガーデニングとは?

ナチュラルガーデニング

ポイントを解説する前に、まずは北欧風ガーデニングとは何かについてまとめます。

北欧のガーデニングスタイルは、イングリッシュガーデンの影響を受けながらも独自のスタイルを確立しています。

特徴的なスタイルは主に次の通りです。

  • 自然との調和
  • 初夏~秋までの季節をメインに楽しむ
  • ミニマムやモダンなエクステリアが主流
  • ヴィンテージテイストも積極的に取り入れる
  • 装飾は少ない

日本でも人気のイングリッシュ式やフランス式のスタイルとは少々異なったガーデニングを楽しめます。

自然との調和が大きなテーマ

北欧のガーデニングは、自然との調和を大切にしたスタイルです。

ヨーロッパでよくみられる整然と作りこまれたガーデンではなく、自然のなかに住んでいるようなスタイルが特徴的。

誇張や装飾が少なく、ナチュラルな自然の魅力を活かしたガーデニングに魅力を感じます。

自然なスタイルなので、ナチュラルガーデニングとも呼ばれています。

日本の庭でも北欧スタイルを取り入れる

北欧のガーデンは、広大なスペースを利用したガーデニングが多いです。

大きなガーデンに、自然な演出をされた植物が心地よい姿で植えられています。

一方で北欧に比べ、日本の庭、とくに都市や郊外住宅ではスペースに限りがあります。

そのため、日本では北欧スタイルは難しいと考えがちですが、北欧ガーデンのテクニックや演出などを上手く取り入れ、北欧風ガーデニングを楽しめます。

北欧風ガーデニングのポイント

ガーデニング

北欧ガーデンは、自然そのものを本来の姿で表現し、楽しむガーデンです。

とはいえ、北欧ガーデン=手入れもせず植えるだけというわけではありません。

あくまでも「自然の姿に見える」「自生しているように見える」という演出を施すのがポイントです。

ここからは、自宅でも北欧風ガーデニングを楽しむためのポイントをご紹介します。

①寄せ植えを活用

北欧風ガーデニングは、寄せ植えとの相性が良いです。

とくに、ハーブや多肉植物の寄せ植えは、自然なイメージを演出します。

多肉植物は寒さに強い種類も多く、北欧でも観葉植物として多く採用されている植物です。

ハーブは見た目のよさや香りもちろん、成長すれば料理やアロマなどにも利用可能。

数種類のハーブや多肉植物を取り入れるとより、ナチュラルなイメージになります。

Point

ラベンダーは北欧でも人気のハーブです。可愛らしい紫色がアクセントにもなるのでおすすめ。

また、玄関周りの寄せ植えは、ファニチャーを利用して、高低差をつけるとより印象がよくなります。

ヴィンテージ風の家具やアイアン素材のアイテムを上手く活用しながら、高低差をつかって空間を演出しましょう。

②スペースがあるなら庭木も採用

庭にスペースがある方は、ライラックやジューンベリーといった庭木を採用するのもおすすめです。

日陰でも育ちやすいブルーベリーも人気があります。

ただし、少々難易度は高くなるので、ある程度ガーデニングになれてから庭木に挑戦するのがおすすめ。

また、庭にチェアや日光浴を楽しめるスペースを作るとより北欧スタイルに近づきます。

バルコニーやテラスにテーブルセットを用意して、ゆったりと過ごせる空間を演出。

ファブリックやインテリア類も充実させるとおすすめです。

③季節感を演出

庭や玄関先で取り入れたいのが、季節による演出です。

北欧ガーデンは、初夏~秋までの季節で植物や花を楽しめます。

初夏~秋までは季節を彩る花を、冬にはキャンドルホルダーで季節感を演出しましょう。

例えば、春先にはイースターの飾りつけ。スイレンやチューリップの寄せ植えを取り入れるなどがおすすめです。

④エクステリアはミニマムやモダンを採用

ミニマムやモダンなエクステリアを採用すると、より北欧らしいイメージが生まれます。

白黒のモノトーンやウッド調の色合い、シンプル・モダンといったテーマでエクステリアを選びましょう。

ヴィンテージ品をアクセントに採用するのもGOOD。

木製のかごや椅子は、らしさがより感じられます。

ただし、あまりにもエクステリアを置きすぎると、ナチュラルなイメージから離れてしまうので注意が必要です。

あくまで、自然との調和を大切にしましょう。

Point

木造住宅の多い北欧では、ヨーロッパ的な装飾は少なめ。自然素材のバスケットやシンプルなキャンドルホルダーなどが取り入れられます。

⑤北欧でよく使われるマテリアルを取り入れる

北欧ガーデンでは、レンガや枕木がよく使われます。

日本の庭や玄関先でも、北欧風のマテリアルと取り入れると、より雰囲気がでるのでおすすめです。

北欧ガーデンでは、

レンガ

レンガはさまざまな用途で活躍。

花壇の縁や植木鉢の置き場などに利用しましょう。

レンガを取り入れるだけでも、北欧のイメージにグッと近づきます。

レンガは時間経過とともにアンティークな雰囲気も醸し出します。

こなれた感じを出したい方には、アンティークレンガを使用したガーデン作りもおすすめです。

枕木

枕木とレール

枕木は北欧ガーデンでもよく採用されるマテリアルです。

枕木は花壇の枠に利用、小道のステップにするといった活用ができ、空間全体が北欧の雰囲気になります。

Point

枕木風のウッドマテリアルはホームセンターでも簡単に手に入るので、お手軽に取り入れられるのもポイントです。

長さや厚みが違うのも枕木のよさです。

自然との調和を上手く空間に作れる上、デザイン性にも優れています。

ただし、メンテナンスの必要がある点には注意が必要です。

ウッドフェンス

枕木同様、ウッドフェンスも北欧ガーデンでは定番のマテリアルです。

植物を絡ませたり、エクステリアとの相性も抜群。

枕木とともに採用すれば、北欧ガーデンそのものです。

使い込んだヴィンテージのウッドフェンスを取り入れるとより素敵です。

ウッドフェンスの定番カラーは、モノトーンかウッド調。

白いウッドフェンスも人気があります。

ウォールは低めにするとより本場の雰囲気を味わえておすすめです。

おすすめの素材

アイアン製のじょうろ

ここまで北欧風ガーデニングのポイントを解説しました。

ポイントはさまざまで、すべてを取り入れなくても、気に入ったポイントを上手く活用してお気に入りのガーデンを作りましょう。

ここからは、北欧風ガーデニングにおすすめの素材をご紹介します。

ウッド素材

ナチュラルガーデニングでは定番のウッド素材。

エクステリアやベンチなど、ほとんどのアイテムにおすすめの素材です。

植物との相性もよく、北欧でもよく使用されています。

アイアン素材

ウッドやレンガと相性がよいのが、アイアン素材のアイテムです。

アンティーク風のチェアやポストなど、ワンポイントにしたいアイテムをアイアン素材にするとまとまりがでます。

ナチュラルな印象も損なわず、おすすめです。

ブリキ素材

ジョウロやシャベルなどのガーデニング用品は、ブリキ素材で集めてみませんか。

安価なプラスチック素材でも十分に活躍しますが、ナチュラルな雰囲気を大切にしたいならブリキ素材がぴったりです。

おすすめの植物

ラベンダーとプランター

ここまで、北欧風ガーデニングにおすすめの素材を解説しました。

北欧風ガーデニングでは、取り入れる植物も重要です。

あくまで一例ですが、以下ではおすすめの植物についてご紹介します。

ラベンダー

ラベンダー

北欧でもよく使用されているハーブがラベンダーです。

華やかな香りと美しい色合いで、ガーデンにアクセントを加えてくれます。

シルバーがかった葉と紫色の花は、お庭にぴったりです。

ベリー類

ブルーベリー

ブルーベリーをはじめとしたベリー類も、北欧ガーデンとは相性のよい植物です。

北欧では食卓にジャムが並ぶのが一般的なため、庭でベリー類を育てている家庭も多くあります。

自宅でもベリー類を摘んで食べられるメリットもありますし、見た目もステキなので、ぜひ取り入れてみてください。

ローズマリー

ローズマリー

北欧では、ハーブを育てている家庭も多いです。

庭で育てたハーブは、家庭でも利用しています。

ローズマリーは、ハーブのなかでも、立体的で見た目も華やか。

お気に入りのハーブがない方は、まずはローズマリーから始めてみてはいかがでしょうか。

ジギタリス

ジギタリス

ガーデンを色とりどりにするならジギタリスもおすすめです。

イングリッシュガーデンの定番であるジギタリスですが、ナチュラルで華やかな色合いは北欧ガーデンでも映えます。

Point

本来は多年草ですが、熱に弱く、日本では二年草として扱われます。

ゲラニウム

ゲラニウム

寒さに強く、日陰でもすくすくと成長するゲラニウム。

日当たりの悪い場所でも色合いよく空間を演出できるのでおすすめです。

品種はさまざま。

暑さには弱いので、夏は涼しい場所で育てましょう。

ニゲラ

ニゲラ

一度種をまいてしまえば、毎年こぼれ種で育つニゲラ。

王冠のような中央の形と羽のようにふわふわとした花が特徴的です。

ユニークなフォルムなので、定番以外の植物を取り入れたい方におすすめ。

クレマチス

クレマチス

フェンスや壁で利用したいのが、つる植物のクレマチスです。

美しい花の見た目はもちろん、空間に立体感が生まれます。

日光は苦手なので、株の根元に直射日光が当たらないように注意しましょう。

まとめ

本記事では、初心者の方でも簡単に自宅で北欧風ガーデニングを楽しめるポイントやおすすめの植物をご紹介しました。

北欧風ガーデニングやナチュラルガーデニングは、年々人気が高まっているガーデニングです。

北欧ガーデンのよさやポイントを上手く取り入れて、自宅のガーデニングに活かしてみてください。

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投稿者プロフィール

ryonote
コーヒー歴10年以上。コーヒーと紅茶を愛するwebライター。
喫茶店が大好きで、新しい味わいとデザインに出会うために日本中を旅しています。
webマーケティングやwebデザインも手掛ける。最近の趣味はインドアガーデニング。