【重要】オフィスデザインはコンセプトが決め手!考え方や決め方を解説

白のオフィス

オフィスデザインというと、美しくカッコいい空間を想像します。

間違いではありませんが、オフィスデザインの本質は「働きやすい環境づくり」です。

レイアウト・家具・装飾といったデザインや設計を通して、社員のモチベーションや生産性アップを狙います。

ただカッコいい空間を作ればよいというわけではないオフィスデザインにおいて、コンセプトは非常に重要です。

オフィスデザインは、特定のデザインを指すわけではなく、企業文化や考え方を反映したものになります。

つまり、オフィスデザインにおけるコンセプトとは、企業の理念や姿勢です。

本記事では、オフィスデザインにおいて重要なコンセプトの考え方や決め方について解説します。

コンセプトの重要性

ソファとチェア

オフィスにはただ社員が働く場所という以上に、企業ブランディングにつながる場所という意味合いが生まれています。

そのため、オフィスデザインを考える際に、コンセプトの明確化が重要です。

Point

明確なコンセプトは、内外に伝わり、自社イメージやブランドにつながります。

明確なコンセプトは空間のデザインだけでなく、働き方にまで影響します。

企業理念や考え方を反映したオフィスだからこそ、社員たちの働き方もコンセプトに影響され、変化するのです。

軸がぶれないために

明確なコンセプトが決まっていないままオフィスデザインを行うと、表面的なデザインへと走りがちです。

しかし、オフィスデザインの本来の役割は「働きやすい環境づくり」です。

コンセプトをしっかりと明確にして、デザインの軸がぶれないようにしましょう。

コンセプトの役割

オフィスチェアから見える風景

ここまでオフィスデザインにおけるコンセプトの重要性を解説しました。

明確なコンセプトは、企業理念や軸を定め、自社のブランディングにもつながるため、重要です。

ここからは、オフィスデザインにおけるコンセプトの役割についてまとめます。

クリエイティブな空間のデザイン

コンセプトに沿ってオフィスづくりを行うと、統一感の生まれたクリエイティブな空間になります。

おしゃれで、働きやすいオフィスは、社員の満足度も高めるものです。

社員の帰属意識を高め、自社へ誇りを持ちます。

生産性の向上

満足度の高いオフィスで働く社員は、生産性が向上します。

高いモチベーションと、クリエイティブな発想が期待できるためです。

業務しやすい環境づくりは、作業効率もあがるため、一人ひとりの生産性向上が期待されます。

オフィスは、社員が一日の大半を過ごす場所です。

明確に定めたコンセプトをもとに、快適なオフィスづくりを行いましょう。

自社ブランディング

コンセプトが明確になったオフィスは、内外にむけた自社ブランディングに効果的です。

オフィスは、社員に向けて自社の理念や考え方を伝えます。

社員に企業理念やブランド価値を浸透させ、共感を高める行為をインナーブランディングと言います

また、オフィスはステークホルダーに対して、企業理念をアピールする場です。

ホームページの写真や訪問者が見たオフィスのイメージから、ブランディングにつながります。

Point

コンセプトをもとに作られたデザインは、ほかとの差別化にもなり、会社の魅力を発信するツールにもなります。

理想のワークスタイル

時代とともに働き方は変化しています。

多様なワークスタイルにあわせて、オフィス環境にも変化が必要です。

コンセプトは「どのような働き方を実現したいか」を取り入れて決めます。

明確なコンセプトは、理想のワークスタイルに適したオフィスづくりにつながります。

無駄な削減

明確なコンセプトが決まっていれば、デザイナーは無駄な部分に費用をかけなくて済みます。

明確なコンセプトがなければ、表面的なデザインにとらわれてしまう可能性も。

デザイナーに重点を置くべき点を伝えるためにも、コンセプトは重要です。

コンセプトの決め方

コンセプトを決める人たち

オフィスデザインにおけるコンセプトを決める際には、内外に企業理念や姿勢を伝えられるかが重要です。

自社の理念やイメージをしっかりと分析し、コンセプトを決めましょう。

ここからは、オフィスデザインにおけるコンセプトの決め方を解説します。

企業理念・目的をしっかりと分析する

まずは、企業理念やブランドイメージを分析し、内外にアピールしたい思いを明確にします。

アピールしたい内容が明確になれば、具体的なオフィスデザインの検討も可能です。

コンセプトの軸は「企業理念や事業内容」から生まれます。

また、「どのような働き方を実現したいのか」「何を目的としたオフィスを作りたいのか」も重要です。

オフィスのブランディングにだけとらわれるのではなく、実現したい「働き方」もしっかりと分析しましょう。

Point

COFFECEでは「こころ休まる、特別な空間と時間」がコンセプトです。

お客様が特別なひと時を過ごせるように、落ち着いた空間づくり、コーヒー、ガーデンを用意しています。

複数人でコンセプトを決める

コンセプトを決める際には、複数人で話し合うのがおすすめです。

担当者が一人では偏ったイメージのコンセプトになりかねません。

オフィスデザインを検討するプロジェクトチームの発足もおすすめ。

人数が多すぎては決定までに時間がかかるため注意が必要ですが、多様性を持たせるのは重要です。

経営陣だけでなく、さまざまな部署からメンバーを集めて検討しましょう。

業務や立場の異なるメンバーが集まれば、さまざまな視点からの分析やアイデアが反映されます。

Point

自分たちの部署も意見を出してオフィスづくりをしたという満足感を与える意味でも重要。

コンセプトにあったイメージカラーを定める

コンセプトを決める際には、イメージカラーも定めましょう。

イメージカラーは、オフィスのデザインにも大きく影響を及ぼします。

カラーによってデザインが相手に与える印象は変化するため、重要です。

イメージカラーはコンセプトに沿ったカラーを選びましょう。

また、使用するカラーは統一感を出すために、3色程度に抑えるのがおすすめ。

使用するカラーが多くなるほど、ポップなイメージになり、オフィスのイメージが崩れる恐れもあります。

企業コンセプトと統一感を持たせる

オフィスデザインは、企業コンセプトと統一感を持たせる必要があります。

企業コンセプトとは、企業理念やブランディングを指し、企業の軸となる考え方です。

例えば、企業コンセプトが「伝統を重んじる」企業において、オフィスデザインが先鋭的なデザインではチグハグな印象を受けます。

新しいデザインを取り入れたとしても、落ち着いたカラーやウッド調なデザインを組み込むなどの工夫が必要です。

企業コンセプトとオフィスデザインの関係性

おしゃれなオフィスと従業員

オフィスデザインは企業コンセプトとの統一感が重要です。

つまり、オフィスデザインにおけるコンセプトは、企業コンセプトをしっかりと分析し、反映させる必要があります。

ここからは、企業コンセプトをオフィスデザインに反映させる方法について解説します。

企業コンセプトの分析

オフィスデザインを設定する際に、企業コンセプトを改めて分析しましょう。

企業理念やブランドイメージを再確認し、どのような企業を目指すかをしっかりと見直します。

企業の事業内容や今後の働き方も見据え、コンセプトを洗い出し、必要があれば再検討しましょう。

企業コンセプトとオフィスデザインにおけるコンセプトを合わせていく

企業コンセプトをより具体的なものにすると、オフィスデザインにおけるコンセプトにつながります。

大まかな思想から、具体的なレイアウトやカラーといった細部へ展開していきましょう。

現在抱えている課題がオフィスデザインによって改善できるものもあるので、課題や問題点もあげておきましょう。

業務の効率化は動線の見直しやコミュニケーションの場の悪さが原因かもしれません。

企業コンセプトをより具体化し、オフィスデザインにおけるコンセプトへ落とし込みながら、デザインを考えましょう。

まとめ

オフィスデザインでは、コンセプトの明確化が非常に重要です。

オフィスデザインにおけるコンセプトは、企業理念・ブランドイメージ・事業内容などを分析し、決定しましょう。

コンセプトをしっかりと定めれば、表面的なデザインだけではなく「働きやすいオフィスづくり」につながります。

ぜひ、オフィスづくりをご検討の方は、参考にしてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

ryonote
コーヒー歴10年以上。コーヒーと紅茶を愛するwebライター。
喫茶店が大好きで、新しい味わいとデザインに出会うために日本中を旅しています。
webマーケティングやwebデザインも手掛ける。最近の趣味はインドアガーデニング。