コーヒーは飲み過ぎ注意!?コーヒーの副作用とは【コーヒーライフを楽しむ】

コーヒーを淹れる男性

朝の一杯やランチタイムの楽しみなど、コーヒーを愛飲している方は多くいます。

しかし、コーヒーの飲み過ぎは身体に悪いという噂も。

コーヒーに含まれるカフェインは摂取しすぎは良くないという話も聞きます。

Point

一方で近年の研究では、コーヒーが身体に良い影響を与えるといった結果も。

本記事では、コーヒーが与える副作用について解説します。

注意点をしっかりと把握し、コーヒーライフを楽しみましょう。

カフェインの過剰摂取に注意

コーヒー

コーヒーの飲みすぎで起きる副作用のほとんどは、カフェインの過剰摂取によるものです。

カフェインの1日の摂取量上限は、明確に決まっておらず、個人差も大きいという点にも注意。

Point

国内では農林水産省が、過剰摂取の注意喚起を行っていますが、明確な摂取上限は設けられていません。

国外では、例えば米国食品医薬品局(FDA)は、健康な成人では1日当たり400mgまでならば、健康への悪影響はないとしています。

もちろん、妊婦や服薬している方はカフェイン摂取の影響がでやすくなる可能性があるため、かかりつけ医に相談するなどの対策が推奨。

妊婦や授乳婦は、1日200mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないとされています。

明確に上限が決まっていない点が、カフェインの難しいところですが、日に4~5カップ以上のコーヒーを飲む方は体調の変化に注意が必要です。

子供はより注意

小さな子供のカフェイン摂取は、より注意しましょう。

カナダ保健省では、1日の摂取量を4~6歳は45mg未満、7~9歳は62.5mg未満、10~12歳は85mgと定めています。

ただし、子供の長期的・習慣的なカフェイン摂取に関しては、研究が少なく不確実性が残るため、やはり体調の変化には十分に注意が必要です。

コーヒーの副作用

コーヒー豆

ここまでカフェインの過剰摂取について解説しました。

コーヒーの副作用は、カフェインの過剰摂取が原因となるケースが多いです。

副作用は、個人差がありますが、主な症状をまとめます。

  • 胃もたれ
  • 不眠
  • 頭痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • めまい
  • 動悸
  • 頻尿

コーヒーを飲み過ぎたから、すぐに副作用が現れるというわけではありませんが、習慣的にカフェインの過剰摂取を行うと、リスクが表面化する恐れも。

ここからは、副作用について解説します。

胃もたれ

カフェインには胃酸の分泌を促す働きがあります。

胃酸の過剰な分泌は、胃壁を傷つけ、胃痛を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

痛みがなくても、胃もたれやむかつきなどを感じる場合も。

Point

空腹時にコーヒーを飲むと影響が出やすくなります。朝食の代わりに、コーヒーだけを飲む方がいますが、習慣的によくありません。

不眠

覚醒効果を期待してコーヒーを飲む方は多くいます。

確かに、カフェインは「ノルアドレナリン」という脳を興奮状態にさせる神経伝達物質の生成を促すので、眠気覚ましの効果を持っています。

取り過ぎると、不眠になったり睡眠に影響を及ぼす危険性も。

飲み過ぎや夕方以降の摂取は控えるなどしましょう。

また、どうしても睡眠前にコーヒーを摂取する場合には、デカフェコーヒーを利用するといった工夫もおすすめです。

頭痛

カフェインは、頭痛を緩和するとも、引き起こすとも言われています。

カフェインには、脳の血管を縮小させる作用があり、血管の拡張で起きる偏頭痛には効果的です。

一方、ほかの原因でおきる頭痛においては、カフェインを摂取しすぎると頭痛がひどくなる場合もあります。

いずれにせよ、カフェインの摂取量が多いほど症状が緩和するというわけではないので、適量の摂取が重要です。

ただし、カフェインには頭痛を根本的に治療する効果はない点は、しっかりと理解しておきましょう。

下痢、吐き気

カフェインの過剰摂取は、消化器官にも影響を及ぼします。

下痢や吐き気などを引き起こす場合がある点にも注意が必要です。

めまい、動機

カフェインは中枢神経を刺激しますが、過剰に摂取すると自律神経が興奮してしまいます。

自律神経は、心臓、血管、消火器、呼吸などさまざまな臓器を制御しているライフラインです。

自律神経の興奮は、心臓の脈を刺激し、心拍数が増加します。

心臓に負荷がかかり、めまいや動機といった症状につながります。

特に高血圧のリスクも高まる可能性もあるため、注意が必要です。

頻尿

多くの方が経験しているでしょうが、コーヒーを飲むとトイレが近くなります。

カフェインを摂取すると腎臓の血管が拡張し、尿を排出する動きが高まるためです。

会議や打ち合わせの前など、緊張での飲みすぎには注意しましょう。

病気のリスク

コーヒー器具とコーヒー豆

ここまでコーヒーの過剰摂取による副作用をまとめました。

副作用の多くはカフェインの過剰摂取によってもたらされます。

そして、習慣的に過剰摂取が続けば、病気のリスクにつながる可能性にも注意しましょう。

ここからは、具体的な病気のリスクについて解説します。

高血圧

長期的なコーヒーの過剰摂取は、高血圧のリスクを高めるとされています。

特に、肝臓の機能が低下している方は、高血圧の危険性が上がるという研究結果も。

十分に気を付けましょう。

腎機能の低下

腎機能が低下している方は要注意。

コーヒーに含まれるカリウムは、腎臓へ負担を与え、腎機能を低下させる恐れがあります。

Point

インスタントコーヒーは、特にカリウムを多く含むため、注意しましょう。

骨粗しょう症

コーヒーにはカルシウムの排泄促進効果があります。

そのため、普段からカルシウムを摂取していない方は、骨粗しょう症になるリスクに注意が必要です。

コーヒーの正しい飲み方

コーヒー

ここまでカフェインの副作用や病気のリスクについて解説しました。

コーヒーにはリスクもありますが、多くの場合には過剰摂取が原因です。

ここからは、コーヒーの正しい飲み方についてまとめます。

1日にコーヒーを飲む量

個人差があるため、明確な基準はありませんが、健康な成人ではマグカップ3~4杯までにしましょう。

妊婦や授乳婦はマグカップ2杯が目安です。

また、コーヒー以外にエナジードリンクや紅茶などでカフェインを摂取している日は、コーヒーを控えるといった工夫がおすすめ。

コーヒーを飲むタイミング

こちらも個人差がありますが、カフェインは摂取後6時間程度は睡眠に影響を及ぼすとされています。

また、完全にカフェインが身体から抜けきるには12時間以上かかる場合も。

少なくとも、就寝6時間前までにカフェインを摂取しないようにしましょう。

適切な水分補給

コーヒーには利尿作用があり、軽い脱水状態になりやすくなります。

カフェインを含んだ飲料では、水分補給にならないため、お茶や水でしっかりと水分補給をとりましょう。

まとめ

習慣的なコーヒーの過剰摂取は、身体にさまざまなリスクを及ぼします。

とはいえ、1日にマグカップ5杯も10杯も飲むような生活を続けなければ、そこまで大きな問題にはなりません。

今回はコーヒーが身体に及ぼす副作用について取り上げましたが、コーヒーには身体に良い影響も与えます。

コーヒーのリスクや正しい飲み方をしっかりと理解し、楽しいコーヒーライフを送りましょう。

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投稿者プロフィール

ryonote
コーヒー歴10年以上。コーヒーと紅茶を愛するwebライター。
喫茶店が大好きで、新しい味わいとデザインに出会うために日本中を旅しています。
webマーケティングやwebデザインも手掛ける。最近の趣味はインドアガーデニング。